エクスチェンジ✲ハッピー✲ニュー
貴方は誰?
「ふぃーっ、やっぱ金持ちは凄いねぇ!」
ももかは帰路につきながら、数分前のご馳走を思い出していた。
「ふふふふふ、ローストビーフに、魚のフライ、ローストチキンに·······なんてったってケーキ!」
道端でブツブツと笑いながら歩くももかはさぞ気味悪いだろう。
周りで歩いている人がヒソヒソと話しているのにも気付かず、ももかの頭はご馳走でいっぱいである。
「はぁ、でも、玲奈みたいな金持ちの家、羨ましいなぁ。」
「うちの家と、交換出来ないのかなぁー。」
まぁ、無理か。と、呟いたももかの目の前に、突然、人影が現れた。
「なっ·········!?」
「それ、交換してみませんか?」