プリムラ・オブコニカ



「まあそんなこと言うなって…学校も加護が強いヤツは生徒会が認めない以外は必ず入れって言ってるし」


勝手な言い分だな…。


「認める認めないはどうやって判断するんですか?」

「生徒会と戦ってもらう」


は?


「すいませんちょっと聞こえなかったんですけど。今だけ鼓膜破れてたみたいで」

「生徒会と戦ってもらう」


はあああああ!?

「た、たか、戦うって……体を使う方の?」

「さあな、戦い方はそれぞれだ。とりあえず、この後生徒会役員を緊急召集してエリカについての会議をするから」

「会議って…」

「誰がエリカとどのように戦うか」

「うわああああ!!いじめか!」


「明日からロッカーに果たし状とか入ってると思うから、まあ頑張れ」

む、無責任すぎる…!
なんで私の花の加護は強いんだよ!!
もう、やけ食いだ!やけドーナツだ!


あ、今ダイエット中だった。マーガリンのせいで太ったんだった。
許すまじ、故郷の友人どもよ…!


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