好きだよばーか
『はーなーさーきー』手を振っているとかわちゃんに呼ばれた
『はーい!』学級委員の初仕事かな…?
『力仕事は佐々木お前な!これを資料室に置いてきてくれ!』そう言って佐々木くんにダンボール箱を渡した
『地味に重いんだけどこれ何入ってんの?』
たしかに何入ってるんだろ…
『1.2.3.4.組全員分のファイルだったかな?たしか』
『あやふやかよw』笑いながらもちゃんと資料室に向かって行った
『かわちゃん私は?』聞くとかわちゃんは
『花咲は黒板消しといてくれ!終わったら帰ってへーきだからじゃ頼んだぞ〜』そう言いながらかわちゃんは教室を出て行った
『黒板消しか…嫌いなんだよね上届かないから…』
151㌢つらい…
まず下の方を消してぴょこぴょこしながら上の方も消していた
『プッ…』
笑い声がして振り返ると佐々木くんがいた
『ちっちゃいなーって思ってたけど黒板も飛ばなきゃなのかw』笑いながらいわれてちょっとムカっ…
『飛んで届かないわけじゃなちからいいんだもんっ!』そう言いながら消してると
『ごめんごめんwwオレやるからw』
そう言って私から黒板消しを取ると当たり前のように黒板を消した
『いいなぁ…』
『え?なにがいいの?』
え、あ、口にだしちゃった
『あ、えっとその佐々木くん普通に黒板届くからいいなーって』
『プッ…そーゆことかw』
ムッまた笑われたし…
『わ、笑わないでよ!』
『ごめんね?でもなんかそーゆーのをいいなってゆー人初めてだからさw』
『むぅー…いいけど。あ、あとありがと!』
お礼はちゃんと言わなきゃ…!
『え、なにが?』キョトンとした顔で見られてちょっとびっくりしてしまった
『だ、だって黒板消してくれたから…』
『あぁ…いいよ別にそれぐらい学級委員は基本的に黒板消すのと日誌は絶対だと思うから黒板はオレやるよだから日誌はお願いしていい?』
あ、意外と優しい人なんだな…
『うんっ!ありがとう!』
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