なんだ、またお前か。

消滅

僕はきっと彼女よりむくちで
なんだってできたとおもう

でもわたしは
彼とはちがって
おしゃれだし
よくわらう。

いじわるだねというあいだ
僕はまってとこえかける
留守電でんわのサインだと
気づかず僕はでんわした

わたしは家にいるあいだ
ポッケにちいさなケータイと
のっけた昼飯のさめぐあいを
疑う きょうもひとりですよ?

でんわが鳴ったんだ
きっとわるいしらせでもとどいたのかしら

さめたハンバーグをみながら
わたし彼思う

すれ違いなんてものはないよ。
大丈夫だよとわたしがいう

ごめんねのアパートでひとり
すれちがいを間違えとよぶ。
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