クリスマスの日には…
あいつがいない



****


「ふぁーあ。……朝だ、、」




やっぱり、来ちゃうよね…
     

「朝ごはんできたわよーー!」



「はーい、いま行くー」


……謝ろう。こんな関係嫌だもん


「頑張ろう!!!」







――――――キーンコーンカーンコーン


「なんでこうなるぅぅう!!!!!!!」


はい。私竹中唯(16)本日テストがあるのを忘れてました。



「終わった……」
 


「馬鹿じゃないの?」



「しの?!……あ、違った…」




「違ったって、何よこの野郎」


だって、いつもこーユーときに現れるのは、決まって、あいつなんだもん……



「へーえ。篠原と喧嘩したの」


「え、な、なんで?!」


「珍しく絡んでないなって思って…」


め、珍しいのか……


「はぁ。。どうしよう……」


「あんた。バカねぇ」


「馬鹿って何よ!バカって!!!」


「唯の一番の取り柄は何?」



「…元気な、事?」



「そうよ。それと、素直なとこ。だから、悩んでる暇あったら、元気よく素直に謝ってらっしゃい」


う、うらん…っ!!!

それって、褒めてるの?!!元気と素直なことって、普通じゃん!!!!!みんなあるじゃん!!!

「うるさいわね。特に!よ。」


「心読まれたぁぁぁあ?!!!」



「声に出してたわよ!!!!」



「あり?」


…一瞬エスパーかと、、、良かった


「うん。行ってくる。」




「ふふ。行ってらっしゃい」



「うん!!」
 


< 19 / 38 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop