クリスマスの日には…

「着いたわよ」



「はや！！！！」



「だから、言ったじゃない」



ここまで早いとは、思わなかったもんっ


……立派な一軒家ですこと、、、



「入るわよ」


「は、はい！お邪魔します！」



「そんなに固くならなくていいから。」


いや、だ、だって……
親友のお母さんの前では、いい子でいたいし…


「大丈夫。お母さんいないから」



「え？！な、なんだぁー」


よかったー(笑)


「もう！はい、じゃあ２階上がってて」


「りょーかいであります！」


えと、うらんのへーやっ！あ、ここかな？

ネームプレートに「うらん」って書かれてあるーえへへ、かわいい(笑)


「失礼しまーす」


あ、綺麗……

篠原の部屋も、これぐらい綺麗だったな、、

はっ！考えない！
思い出さない！！！


「何、頭振ってんのよ…」


「え、えへへ」


「そこ座れば？後、これジュース」


「わ！ありがと！！」


気遣いが……(笑)

「……で、？」


「へ、？」


突然真剣な顔するんだもん(笑)ビビります！、(笑)


「篠原と、どーなったの？」


「……あ、あはは！仲直り、かな？！！」


「嘘つき。顔が笑ってない」


「う、嘘じゃないよ！！」


「まあ、無理に話せとは言わないけど、唯が泣きそうになる前に、話せ。」



んん？それって、脅しですか、、(笑)

「えへへ、ありがと…」


「ん。ティッシュ」


え、ティッシュ？？あれ、私、……涙、出てる？？



「あ、あれ？えへへ」


泣きたい訳じゃ、ないんだどなぁ…

「うっ…ひっく……涙が、止まんないよぉ……うぅ…」


「はいはい。頑張ったね」


う、うぅ。うらぁぁぁんん……！！！


「どうしよう、どうしよう…私、うぅ……篠原を…怒らせちゃって……ひっく……悲しい顔させちゃったよ…………」



「うん。」


「…ふっうう…うわぁぁぁあん！！！！！」



泣いてる私を、うらんはそっと、抱きしめてくれた。