恋愛お試し期間中
お試し file1
「っ…よし!帰るよ!」
そのとき、手に温もりを感じた。
立ち上がった時のことである。
「?―――へ。」
そう、
手を繋いで居るのだ。
「なっ!…なにしてんのっ///」
涼に訪ねると、?マークを頭の上に浮かべて、
“だって、どうやったらトキメクのか…教えてくれるんでしょ?”
と、言った。
むぅ…と、アタシは頭を抱えた。
だって…。好きな人と、手を繋いでる。
こんなこと。
あり得ないはずなのに―――。