私のシンデレラストーリー❊✧.。.:*
「そうだ…!!今日の記念に、これをあなたに差し上げます」
そう言うと、私の手を取った。
指に、キラキラ光るきれいな指輪がはめられていた。
「こっ……こんな高価なもの受け取れな…い」
見るからに高そう………。
「これは、今日あなたに会えた記念のものです。僕と一緒に踊った証です。僕は、あなたと踊れてとても楽しい時間を過ごしました。なので、プレゼントさせてください」
彼の真剣な眼差しに、頷くしかできない私。
「実は、そのリングと僕の時計はペアの物なのです。“同じ時を刻んだ証”です。」
にこっと笑った。
ナンパじゃなさそう。
なんとなく、分かる。この人は違うって。