私のシンデレラストーリー❊✧.。.:*
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「終わったぁ~!!」
早めに仕事が片付いてご機嫌の私。
「鈴木さんよく頑張ってたから、もう帰って休みなさい」
上司からのありがた~いお言葉を胸に、帰り支度をする。
「お先に失礼します!」
入社して以来、こんなに早く家に帰るのは最短記録だ。
オフィスを出て、エレベーターを待つ。
チーーーン
少しレトロな音がエレベーターが来たことを告げる。
ドアが開くと、そこには焦っている人がいた。
「あ、星野部長…。お疲れさまです」
私が、会釈して通り過ぎようとすると、
「鈴木さーん、ちょっと頼まれ事してくれない?お願いっ!!」
慌てながらも深々とお辞儀をする部長。
「どうしたんですか?」
聞いてみると、急な会議が入り社長へ届け物を渡さなくてはいけないのに、時間がないという。
「これ、届けてくれればいいから!!」
部長は茶封筒を私に渡した。
「ごめん!!今度お礼するから!よろしく!!」
そのまま慌ただしく走っていった。