私のシンデレラストーリー❊✧.。.:*
「わ、分かりました。私でよろしければ。」
なんとか声を出し言うと、
「よし、じゃあ行こうか!」
と社長はノリノリなご様子。
そのテンションでタクシーを捕まえると、
「場所は俺に任せて?とりあえず、タクシー乗ろうか」
と半ば強引にタクシーへ乗せられた。
田舎出身の私。
東京へ上京してから、何かと忙しく都会へ行く機会はなかった。
“きらびやか”
そんな言葉が似合う街。
綺麗なフレンチレストランの前でタクシーが停まった。
いかにも高そう………。
「俺の行きつけのレストランなんだ。きっと君も気にいるよ」
社長は柔らかく微笑んだ。