別に誰でもよかったわけじゃない
「あっれー?先に来てたんだぁ?」
声がした方には女子が数人。
そのなかにはこの前の優のクラスの睨んできた女子もいた。
「なんのよう?早く帰りたいんだけど。」
どうせ優の部活が終わるまで待ってるんだけどね。
「じゃあ単刀直入に言うけど、優くんと別れてくんない?」
うわ。またそれかい。
「嫌。私は別れるつもりはない。てか、そんなことあんたらに言われる筋合いもない。」
「あんたみたいなビッチと優くんはつりあわないの。だから別れてよ。わかんない?」
「いや、あんたこそわかんない?さっきっから別れないっていってんじゃん。用はそれだけ?じゃあもう帰っていい?」
なんかめんどくさくなってきた。