別に誰でもよかったわけじゃない


「ふーん。どうしても別れないつもりなんだぁ?じゃあ、何しても文句言えないってことだよねぇ?もう何回も忠告したんだからぁ。」


なんなんだ。


そろそろ帰らせやがれ!


文句言うでしょ。普通に。


ってか、なにするつもりだよ!


「いや、文句は言うから。あんた、自分が的はずれのこと言ってるのわかんない?
なんで優のことが好きなのに私に文句いってくるわけ?
私にこんなことするより優に告ってフラれてこい。
やってることがずれてんだよブス!いい加減気づけばーか」


一気に言ったもんだから口が疲れた。


最後のは……


私もだいぶイラついてたってことだから許して。


もう口使いたくないわ。


「なんなの!?なんなのよぉ!あんた邪魔なの!あんたがいるから優くんが私のこと見てくれないの!」


いやいや、それあんたの魅力度が足りないからでしょ。


人のせいにしないでほしいわー。
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