別に誰でもよかったわけじゃない


そして奈々ちゃんの標的がまた私に定まる。


──ガンッ


振り落とされるバッド。


間一髪でよける私。


「うっざいんだよ!彼女面すんな!」


「消えろよビッチ!イケメンなら誰にでも好きっていってんだろ?!」


容赦なく降り下ろされるバッド。


やばい。そろそろ体力なくなってきた。


──ガンッ


なんとかよける。


やばい。もう足がもつれる。


次きたら、やばい。


また奈々ちゃんはバッドを振り上げる。


でも、私の体力はもう限界。


あー、これ確実にあたるなぁ。
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