別に誰でもよかったわけじゃない
でも、おくってもらってもいいもんなのかな?
成海くん、もう家ついてるし……
「うーん。悪いしなー」
いや、成海くんと二人なんてかなり嬉しいけどね、たぶん、私の心臓持たないと思う…
「もう暗いし、一人で歩いててなんかあったら悪いから。」
成海くん、心配してくれてるんだ。
私のこと。
嬉しいな。
甘えちゃおうか。
また文化祭の時みたいに絡まれたりしたらやだし。
「そーだね。じゃあ、お願いしようかな」