別に誰でもよかったわけじゃない


澪と別れたあと、僕は家に帰り、そのまま自分の部屋に行った。


「はぁ…」


ソファーに座り、さっきのことを思い出す。


まだ信じられない。


僕が澪と付き合っているなんて。


話したのは今日がはじめてだった。


初めて見たのも最近。


なのに信じられないくらいのスピードで、僕は澪を好きになっていたんだ。







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