お願い叶yell
だけど、最後の言葉にイラっと、きてしまった。
「分かってるよ!下手くそなぐらい!でもひいたっていいじゃん!皆お姉ちゃんみたいに上手くないの!分かってるんだったらそこまで求めないでよ!」
私はつい大声で叫んでしまった。
お客さんがいるときぐらい静かにしていようと思っていた。
この喧嘩に気づいたお母さんが上がってくる。
「奏?桜音?喧嘩はやめなさい?」
お姉ちゃんはプンプンしながらも降りていった。
「奏、分かるでしょう?お姉ちゃんのためにも…」
「うるっさいなぁ!分かってるよ!いちいち言わないで!!」
私はそう言うとお母さんを私の部屋から追い出した。