お願い叶yell




私は窓を開け、スーツ姿の若い、男の人を中に入れた。




その人は手に大きな箱と言っても抱き抱えられるほどの箱を抱えていた。

が、不思議と悪い人には見えなかった。



まぁ、2階のベランダにいる時点で悪い人だけど(笑)




「貴方は?」



「私は未来の貴女のご指名でこれを届けさせて頂きました。」




その男性は私にさっき抱えていた箱を渡す。



え、未来?




疑問もあったが、箱を開けてみる。
中に入っていたのは
『ロボット』
だった。




「え?なに、このロボット。」




「こちらは『お願い叶yell』でございます。詳しくはこちらをお読みください。」




男性はそれだけ言い残し、また窓から出ていった。




私はこの時見てしまった。


彼が飛んでいくのではなく、


下に落ちていくのを…。





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