螺旋愛
当日―――・・・・
私は手作りのお弁当とお守りを持って試合会場へと向かった。



試合会場にはもう人がたくさん集まっていて、啓太がどこにいるのかわかりそうもなかった。


何時から始まるか聞いておけばよかったかな・・・・?



私は何も聞かずに来てしまったことを後悔した。
とりあえずお守りを渡すために控え室に行ってみることにした。





控え室のドアには「関係者以外立ち入り禁止」の張り紙が貼ってある。
そんなことも気にせずあたしは小さくノックした。


「失礼します。」

ドキドキする心臓を抑えて静かにドアを開けた。
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