螺旋愛
生徒手帳を恐る恐る開くと、そこには1枚の写真が入っていた。
そこには―――・・・・私と啓太と瑠来と駿が昔作った秘密基地で笑っている写真だった。


こんなに・・・輝いてたんだね・・・・。



その笑顔を見ていると今の自分がむなしく思えた。
あの頃はみんな一緒に笑えてたのに・・・・。

恋なんてしなければ・・・・・。



そんなことを考えていると突然ドアが開いた。
私は慌てて生徒手帳を隠した。
でも余計怪しく見えたかもしれない。



そのドアから入ってきたのは―――・・・・駿だった。



「・・・駿!?なんでここに?」
あたしが驚いてたずねると駿は二ヤっと笑った。


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