螺旋愛
「お前啓太のかばんあさってただろ。」
駿はからかうように笑った。


「ちっちが・・・!!あさってなんか!!」
私が慌てて反論しようとしたが、それを駿の大きな手が遮った。

「んっ・・・んん!!」
男の大きな手に口をふさがれては声を出そうにもうまく声にならない。



「静かにしろよ。」
駿は叱るように言うと私の口をふさいでいた手をゆっくり離した。




「バラされたくなかったら・・・・。」
駿は試すように言った。
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