螺旋愛
~瑠来side~
あたしはいつもより少し早めに起きて髪のセットをしていた。
そう、今日は啓太の剣道の試合なのだ。
あたしはいつも試合の応援に行っている。
でも、啓太に気付かれないようにいつも一番後ろの席で見ているだけ。
それでもいいから少しでも見ていたくて、毎回欠かさずに行っている。
そして準備をして家を出ようとすると弟の悠来(ゆうき)が声をかけてきた。
「こんな早くにどこ行くんだよ?」
弟の悠来は小学生のくせに生意気だ。
「試合観に行く。ちゃんと留守番しててよ。」
うちの家は離婚して父さんしかいない。
だから土日も忙しくてだいたい家にはあたしと悠来の2人しかいないのだ。
「いってらっしゃーい。」
「いってきます。」
何気ない会話を交わし、あたしは小走りで外に出た。
やばい・・・バスの時間遅れそうっ!!!
あたしは全速力で走り出した。
そう、今日は啓太の剣道の試合なのだ。
あたしはいつも試合の応援に行っている。
でも、啓太に気付かれないようにいつも一番後ろの席で見ているだけ。
それでもいいから少しでも見ていたくて、毎回欠かさずに行っている。
そして準備をして家を出ようとすると弟の悠来(ゆうき)が声をかけてきた。
「こんな早くにどこ行くんだよ?」
弟の悠来は小学生のくせに生意気だ。
「試合観に行く。ちゃんと留守番しててよ。」
うちの家は離婚して父さんしかいない。
だから土日も忙しくてだいたい家にはあたしと悠来の2人しかいないのだ。
「いってらっしゃーい。」
「いってきます。」
何気ない会話を交わし、あたしは小走りで外に出た。
やばい・・・バスの時間遅れそうっ!!!
あたしは全速力で走り出した。