螺旋愛

～駿side～

俺は今日はなぜか早く目が覚めた。
こうしたときに限って必ず何かあるんだ。
俺の勘は当たる。


とりあえず服を着替えて、髪型をセットした。
セットなんてしなくてもカッコいいことなんかわかってる。
でもカッコよくてもよくなくてもどーでもいい。
瑠来が好きじゃない顔なんかどーでもいい。


俺は今日は街をブラブラすることに決めた。
そうしていれば自然に女が寄ってくるだろう。



俺は少しだけお金を持って家を出た。
「いってきまーす。」
どうせおふくろは仕事だし、姉貴は寝てるから返事なんて返ってくるはずもないことを知りながら一応そう言って外に出た。



あーあ・・・暇だなー


あくびをしながら街に向かった。