螺旋愛
俺が街をブラブラしていると突然声をかけられた。

「ねえ、ちょっと君!!」

ちっ・・・女かと思ったらオッサンじゃねえかよ・・。


「何すか?」
俺はめんどくさそうに言った。

「あの、君!!モデルになる気ないかな!?君みたいにスタイルもよくて、カッコイイ子だったら絶対売れると思うんだ!!」
オッサンは興奮したように早口で言った。
「んー・・・。」

俺は差し出された名刺を受け取った。
見ると、有名な雑誌の会社だった。



「興味ねーや。」
俺はそう言うと名刺を投げ捨てるとさっさと歩き出した。



後ろでオッサンの声がしたけど俺は気にせず歩いた。
< 62 / 87 >

この作品をシェア

pagetop