ツンデレお姫様とツンツン王子様!?
翔が、
翔が紫乃を助けてるところを。
俺が行く前に翔が既に助けてた。
俺は勘づいた。
翔の気持ちを‥‥。
本人はまだ気付いてないだろうから俺はなんも言わないけど。
そうとも知らず、紫乃は呑気に唐揚げを作っている。
そんな紫乃を後ろから抱きしめてた。
「そう‥‥た‥‥?ど、どうしたの?やっぱ今日具合悪いの?」
紫乃は動揺していた。いや、動揺というよりは怖かったのかな。
「なあ、紫乃。翔のこと好き?」
「え‥‥翔?なんで?」
呼び方が翔に変わってる。