2+0.5の片思い
・-・-・-学校・-・-・-

いつも教室に入ると私の唯一の親友、冬萌(ともえ)が駆け寄って来てくれる

「結海ちゃ〜ん!おはよぉ!!」

冬萌は可愛い。小動物みたいにふわふわしてて、優しくて、男女共に人気。

でも、いつも私と居てくれる。そんな優しい冬萌にはずっと助けられてる。

「おはよー、冬萌 今日雨だったけど大丈夫だった?」

「大丈夫だったよー!雨だったから送ってもらっちゃった(微笑)」

冬萌の家はこの中学校の区域でも遠い、でもバスは出てないから冬場は歩きで40分程かかる。

「おばさん休みでよかったねw」

「本当助かったよー」(ふぅ…)

こんな他愛もない会話をしていると、担任の道木が寄ってくる

「成田ー、2限理科の実験だから1限終わったら理科室で準備手伝ってくれるか?」

「えー、なんで私なんですか?」

「理科係だろwよろしくなー!」

面倒くさがってる私を見て、冬萌が察してくれたのか

「結海ちゃん?わたし準備手伝おっか…?2人でした方が早いよきっと!」

冬萌はいつも優しい…そんな冬萌に癒される…

「冬萌ー!ありがとー。大丈夫だよー、頑張る!」ぎゅーー

可愛すぎる冬萌に抱きついて、しぶしぶ理科室に向かった
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