好き


彼方「起きてすぐで悪いんだけど、
聴診させてね。」


「はい。」


聴診って今思うと少し恥ずかしいな...
それにしても彼方くんって
こんなにかっこいい顔で聴診してるんだ。


彼方「はい、もういいよ。
だいぶよくなったね。
でも熱もまだ下がりきってないから
安静にね!!」


「はい。」


彼方「俺、今休憩中なんだけど...
柚花ちゃんさえよかったら
少し話さない?」


「もちろん、いいですよ。」



彼方くんと話せるの、嬉しいな...
彼方くんだけは、私の話を聞いてくれたから。


彼方「ありがとう。」


彼方くんは昔と変わらない優しい笑顔で
私の頭をポンポンしてくれた。
懐かしいな...この感じ。

あぁ、彼方くんだ。
私の大好きな、彼方くんだ...。
話せて嬉しいな。

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