好き
〈彼方Side〉
昔のことを話していて
泣き疲れて眠った柚花ちゃんを病室に残し
医局に戻った。
2時間ほど仕事をしていたら
鈴也から電話がかかってきた。
「もしもし?鈴也?どうし『彼方!悪い。柚花が過呼吸。俺のせいで・・・!』」
「は・・・?
あー、わかった。とりあえずお前そこから離れろ。すぐ行くから。」
なんだよ。過呼吸って。『俺のせい』って・・・!
何でだよ!!!
心配と不安と怒りを抑え
柚花ちゃんの病室に走った。