重い想われ 降り振られ
小林が言っていたように金曜の直前になって、課長が皆に休暇を伝えた。

真理子は前に小林とデートした時のような失敗は二度としないとその後、
何着か外出着を購入しておいた。

橘と付き合う事で、そうゆう事態も今後有り得ると思ったからだ。

小林が選んでくれたような高価な物では無いが、参考にして悩みながら選んだ。

黒のマキシワンピースに明るい灰色のボレロカーディガンにしてみた。

前日に橘にはメッセージだけを送っておいた。

会う時間は無かったが、毎日メッセージの交換だけはしていた。

『営業が忙しいのは分かるけど、橘さんまで最近忙しいって・・・?』

真理子は疑問に思っていた。

約束していた時間になり、小林は夕方の4時ぴったりに真理子の部屋を訪れた。

真理子の姿を見るなり小林は
「すごくかわいい!そうゆうのも似合うね。」
と感動していた。

小林は車を走らせ、街を出た。

2時間ほど走り、海辺に佇む大きなホテルの駐車場に車を停めた。
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