重い想われ 降り振られ
真理子は帰宅後、夕飯をとってシャワーを浴びた。

溜まっていた洗濯物を片づけ、部屋の掃除をささっと終わらせた。

『ここの所いろいろあったから、こんなのんびりしたのは久しぶりに感じる。』

テレビの電源を入れ、撮りためていたドラマを見る事にした。

暖かなココアをカップに入れて落ち着いた頃、携帯に着信ランプが灯る。

小林からメッセージが届いた。

“今週末、何か予定ある?”

真理子は少し考えた。

たぶん約束していた、デートの事だろうと確信する。

携帯を操作し、返事を送った。

“今のところ予定は入ってないです。”

するとすぐに着信。

“なら週末に、迎えにいくね”

小林からのメッセージを確認して、携帯を閉じた。

『デートって、何するんだろう?』

初めてのデートに、真理子には不安ばかりが募った。
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