龍蝶~闇に隠された愛~【上・完】
「一翔は部活やってるの?」
「んー…一年の時バスケ部やってたけどやめた。」
「なんで?」
「…なんでって…顧問がうざかったから。」
一翔は肉じゃがを食べながらいう。
「…え?これ梨華作ったのか?」
「え?うん。私だけど…ま、不味かった…?」
梨華は恐る恐る聞く。
「逆だよ逆!うめぇ…やばい…お前ぜったいいい嫁なれる!!俺が保証するわ!!」
一翔はそう言い箸をどんどん進める。
「ありがとう。」
梨華は笑いながら言う。
「あんまり長居したら悪いから食ったら帰るな。」
一翔はそういい食べる。
「居てもいいのに…」
「梨華のご両親に悪いし。」
「お父さん遅いし、お母さん帰ってこないからいいよ。」
「親父さんなにやってんだ?」
「自営業。」
梨華はそう答える。
「ほらな。言ったお嬢様だって。」
一翔は満足そうに笑う。
「そんな偉くないし…」
梨華はムッとした顔で言う。
「それでも感謝だな。」
一翔は笑顔で梨華に言う。
(そんな顔しないで…。感謝なんて…)
梨華は胸が痛んだ。
「…じゃぁ。ごちそうさま。ありがとう。」
一翔はそういい家を出た。
「あのままずっといてくれればよかったのに…」
梨華は暗い道を歩く一翔を見送りながら呟く。
「んー…一年の時バスケ部やってたけどやめた。」
「なんで?」
「…なんでって…顧問がうざかったから。」
一翔は肉じゃがを食べながらいう。
「…え?これ梨華作ったのか?」
「え?うん。私だけど…ま、不味かった…?」
梨華は恐る恐る聞く。
「逆だよ逆!うめぇ…やばい…お前ぜったいいい嫁なれる!!俺が保証するわ!!」
一翔はそう言い箸をどんどん進める。
「ありがとう。」
梨華は笑いながら言う。
「あんまり長居したら悪いから食ったら帰るな。」
一翔はそういい食べる。
「居てもいいのに…」
「梨華のご両親に悪いし。」
「お父さん遅いし、お母さん帰ってこないからいいよ。」
「親父さんなにやってんだ?」
「自営業。」
梨華はそう答える。
「ほらな。言ったお嬢様だって。」
一翔は満足そうに笑う。
「そんな偉くないし…」
梨華はムッとした顔で言う。
「それでも感謝だな。」
一翔は笑顔で梨華に言う。
(そんな顔しないで…。感謝なんて…)
梨華は胸が痛んだ。
「…じゃぁ。ごちそうさま。ありがとう。」
一翔はそういい家を出た。
「あのままずっといてくれればよかったのに…」
梨華は暗い道を歩く一翔を見送りながら呟く。