龍蝶~闇に隠された愛~【上・完】
(やっぱり怖いよな…)

「やっぱ帰るわ。ありがとうな。」

俺がそう言うと梨華は大きな声で「待って!」と叫んだ。

俺は驚き梨華の方を見る。

「た、確かに怖いけど…悪い人じゃなさそうだし…」

梨華はそういった。

(やばい…それ反則だ…)

「でも…ほら…」

「そ、それにもう出来たし。」

梨華はそういい食事を机に並べた。

俺は少し戸惑い席に座った。

机に並べてあるのは豆腐、味噌汁、白米。

(普通…)

俺はそう思い白米に手を伸ばす。

「肉じゃがあるけど…食べる?」

梨華がそう言うと俺の目はキラリと光った。

「食う!!俺肉じゃが大好き!!」

梨華は少し驚きながら肉じゃがを用意した。

梨華は肉じゃがを俺の前に置くと自分も座った。

俺は置かれてすぐ肉じゃがに手を出した。

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