龍蝶~闇に隠された愛~【上・完】
「!」

「え…これお前が作ってるのか?」

「?わ、私だけど…ま、不味かった…?」

梨華は恐る恐る聞く。

「逆だよ逆!!めっちゃうまい!お前いい嫁なれる!俺が保証する!!
あぁー…うまい!!」

「…ありがとう。」

梨華は恥ずかしそうに下を向いて言った。

俺が肉じゃがに浸っていると梨華が突然口を開いた。

「一翔って部活はやってるの?」

「一年の時バスケやってたけど、やめた。」

俺は肉じゃがを食べながら言う。

「なんで?」

「なんでって…顧問がうざかったから。」

俺がそういうと梨華は不思議そうに俺を見つめた。

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