愛しい君に何度でも




なぜかって?



それは駅で私の好きな人に会えるからだ。




そのために毎朝早起きして、お弁当を作っている。



お兄ちゃんの分と自分の分とその人の分。



顔を思い出しただけで、ニヤニヤと顔が緩んでくる。



____今日こそ。今日こそは…





そう思い、私は走って駅に向かった。




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