愛しい君に何度でも
「先輩!おはようございます!!」
大きな声で先輩に声をかける。
…後ろで先輩に指をさして顔を染めている女の人に聞こえるように挨拶した。
ちょっとうるさすぎたかな?
と思い、先輩の顔を覗き込んだ。
「またお前か」
先輩はそう言って、凄く面倒くさそうな顔をした。
____いいもん。いつものことだし。
私はいつものように、バックから先輩に作って来たお弁当を渡した。
「先輩、これ。どうぞ」