愛しい君に何度でも
「うわっ、びびった…お前か」
「奏多じゃん、どうしたの?」
音をたてて入って来た奏多は私がいることに対して驚いている様子。
そんな奏多に質問した。
「いや部活やってたんだけど、顧問担任じゃん?だから宿題出せって言われてやってないって言ったら明日までになったから取りに来た」
「うわー、夏休み前なのに最悪だね。
補習になんないといいね!」
「ほんとだよ…
補習になったら練習の時に絶対何か言われるよ。なかムー前世ヘビだから」
あははっと奏多の言ったことに対して笑う。
確かになかムーはネチネチしてるしね。
今日だって雑用させられてるし。
ゆずは帰ったし。
あ、なんかだんだんムカついてきた。