愛しい君に何度でも




「…ここ空いてるから座れば?」




先輩は綺麗な口を開きそう言った。



___え?



私は自分の後ろを向き、誰かいるのか確認した。



誰もいないのを確認すると前からまた、私のよく知っている声が聞こえた。




「大隅に言ってるんだけど」



「え?私⁇」



「他に誰がいんの」



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