愛しい君に何度でも



そっか、そっか。


奏多、ゆずが好きなんじゃないのか。


てっきりそうだと思ったよ。




…『届かない相手に恋してる奴』



私と同じ恋をしてるんだなって思った。


その子といい友達になりそうだ。



片思い、か。


辛いのはよく分かる。


私もそうだし。



私は職員室にプリントを出しに行った後、手と手を合わせて窓から見える夕日に目がけて願った。



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