(完)ずっと君といれるなら 〜再会〜
「散々、人に男好きだのビッチだの言ってさあ…。こっちはめちゃくちゃ頭にきてんだよね」



「もう許さない」



シーンと静まった教室に一番冷静な声が響いた。



後ろを振りむくと、阿吽みたいな顔した立花さんだった。



「こっちだってもう許さないわよ」


ニヤッとと笑いかける。



その瞬間前から後ろから、右から左から、次々と拳と足の攻撃が迫ってきた。


喧嘩慣れしていたあの体はまだ訛ってないようだ。


ヒョイヒョイっと避けて自滅させていく。


ここで私まで手出したら駄目だし。


あくまで正当防衛の形にね。





< 194 / 300 >

この作品をシェア

pagetop