(完)ずっと君といれるなら 〜再会〜
呆然としたまま海斗に抱きしめられている私。



すると海斗は私の手を引いて教室のドアをガラッと開けた。



そのまま全速力で行き先もどこかさえ伝えず走っていく海斗。



運動神経最悪の私が、運動神経抜群の海斗に連れていかれた場合。



結果は見え見えだ。



「ちょっ…はあっはあっ…止まってよッ!」


苦しくなる呼吸を整えるのに必死になる。


そんな私を見て海斗はやっと足を止めた。


だけど、私の手は離そうとしない。


< 198 / 300 >

この作品をシェア

pagetop