(完)ずっと君といれるなら 〜再会〜
必死に涙は堪える。


そりゃあ怒りはある。


だけど、一番伝えたいのは…



「優勝しないと許さないから…
末代まで呪ってやるしっ‼︎」



涙目になりながらそう呟いた。


好き。好き。大好き!


伝えたいけどダメだ。


海斗はきっと誠意を見せるためにそんな賭けをしたんだと思う。


それに私だってそれくらいしてもらわなきゃ気が済まない。


涙目で海斗を睨みつける私を見てふっと微笑みを浮かべた海斗は勢いよく顔を縦に動かして言った。


「絶対お前を彼女にするから。」


もうダメだーっ


涙が溢れてくる。


目をこすりながらそっけなく言った。


「当たり前でしょ。」




どうか神様、私たちに勝利の微笑みを。



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