(完)ずっと君といれるなら 〜再会〜
「ミニゲームを始める‼︎呼ばれた順に右と左に並んで行け!」

笠原先生の合図に返事をして部員達が監督の前に集まった。

「A.中島‼︎B.三島‼︎森田、笠井…」

Aチーム、Bチームからどんどんと選手が選抜されて行く。

中島っていうのは蓮の苗字で、三島先輩は副キャプテン。

特にBチームのメンバーは緊張した面持ち。

明日のスタメンはこの中から決まるであろうから。

「以上!さっさと位置に付け‼︎」

笠原先生の怒号に急かされ選ばれたメンバーは小走りで自分の位置へと付く。

「あ、ごめん葉月ちゃん、結衣ちゃん。私ちょっと用事があって早めに帰らないといけないから、後頼んでいいかしら?」

「あ、はい。明日は来れるんですよね?」

「勿論よ。じゃあまた明日‼︎」

何があるのか、全速力で部室へと戻っていく咲絢さん。

ちょっと気になりはするけど、結衣ちゃんにはタイマーを頼んで私はスコアブックを急いで準備した。


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