エレベーター
真由ちゃんのパパは、「恨みを晴らした」んだ一。
わたしは崩れていった真由ちゃんのパパの姿を思い出し、それを掻き消すように大きく頭を振ると、ドロドロとした意識の中、重くなった瞼を閉じた。
〜♪
……?
わたしは、聞き慣れた携帯電話の着信音に目を覚ました。
『こんな夜中に、誰よ…』
寝ぼけながら自分の通学カバンに自分の手を突っ込み、携帯電話を探す。
…無い?
わたしは携帯電話を『無くした理由』を思い出して、ベッドから跳ね起きた。
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