約束〜ずっとずっと君だけを〜
でも、なっちゃんの話の内容は、
うちが予想してたものとは大きく違った。
「今日、クリスマスだしさ、
いい機会だからさ、言わせてもらうけど。
俺さ、莉香が思ってるよりも莉香のこと
好きだから、大好きだから。」
「え…?」
と、突然、どーしたの!?
「いや、がちで。
今日も何回か言ったけどさ、まじで
大好きだから。」
「……ありがとう。
うちも、なっちゃんが思ってるより
なっちゃんが大好きだもん。」
改めて言うと、なんかすごく照れる。
さっきも言った言葉だけど、
なんていうか、言葉の重みが全然違う。
今のはうちもさっきの以上に気持ちが
こもってるし、なっちゃんからも、
すごく好きが伝わってくる。
「だからさ、莉香……」
「…んっ、、、」
突然で驚いたけど、
いつも以上に、今までにないくらいに
甘い、優しい口づけ。
大切にされてるってすごく感じる。
「ん…なっちゃん///」
「突然、わりーな。
がまん、できなかった。」
「ううん。全然、大丈夫。」
「莉香」
「はい」
気づいたら敬語になってたうち。
「これから先も、絶対に、
ぜーーーーったいに離れないで。
ずっと、俺の隣で笑ってて?
……ずっと一緒にいて?
…………もし、よかったら、また俺と
“約束”してください。」
え、、、
これってさ、もしかして、
プロポーズ、ってやつなのかなぁ。
ううん、違ってもいーや。
なっちゃんがまたうちと
約束してくれるなら。
「……なっちゃん、、、
ありがとう。ほんとうに。
うち、なっちゃんと“約束”する!!!
だから、なっちゃんもうちから絶対
離れないで?
ずーっと隣で笑ってて?
ずーっと一緒にいてくれる?」
「…おう!!!
もちろん!
俺、莉香とまた約束できるならなんでも
するし!!
それに、俺、この約束もぜってー
守るから。」
「ふふ♪
うちも、なっちゃんとまた約束できるならなんでも約束するよ!!
あ。笑
うちも、今度は絶対、ぜーーーったい
忘れないからね!!
絶対守るから!!」
「まぁ、俺がずっと隣にいるだろーし、
大丈夫だとはおもうけどな笑」
「うん!!」
うちは笑顔で答えた。
もう、これから先ずっと隣にいるって
言ってくれたなっちゃんの言葉が
嬉しすぎて。
…大好きすぎて。
「…///
莉香、今日、ほんとかわいすぎだわ。
いろいろと反則だと思う。
ま、許すけど。」
「なーにーそーれー」
うちは全くもって、可愛くないし、
なっちゃんに釣り合ってもないのに。
「ん、そのまんまの意味だし。
てか莉香。ほんと、愛してる。」
「…うちも!!!
なっちゃんのこと、世界で1番、
大好き!!
愛してる!」
うちらは笑いあった。
もう、この瞬間が、
なっちゃんと笑いあえていることが、
なっちゃんと同じ時間を共有できることが
なっちゃんとまた出会えたことが、
幸せすぎて。
神様、本当に、
もう1度なっちゃんに出逢わせてくれて
ありがとう。
うちらはこれから先、
何年も、
何十年も、
来世でだって、
ずーーーっと一緒にいます。