約束〜ずっとずっと君だけを〜


まじか。

嬉しいけどよ〜

こんなマンガみたいにうまくいって
いーのか?


とりあえず俺は先生に言われた席にいって
座る。


ちょうど莉香と目があった。


だから俺は、


またこれからよろしくな、莉香。


って言おうと思った。


でも、その時、あることに気づいたんだ。


(もしかしたら莉香は俺のこと忘れてる
かもしれない。)


そう思うと声が思うようにでなかった。


その代わり、莉香の前の席に
座っている女子が話しかけてきた。


質問攻め。


そろそろ疲れた。


「よろしく!小泉くん!!」


質問攻めにうんざりし始めた時、莉香が
俺に声をかけてくれて、質問攻めを
止めてくれた。


そこでやっと俺は6年ぶりに莉香と
話すことができた。


でも…“小泉くん”?



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