約束〜ずっとずっと君だけを〜


(俺って昔から運だけはいいんだよな)


とか思いつつ、俺はおっけーしたんだ。



ーーー名前で呼ぶようになれば、
莉香が俺のことを思い出してくれるかも
しれない。




そんな淡い期待をのせながら。


「じゃあ、よろしく、小春、、莉香。」



莉香のことを莉香って呼べることになって
本当によかった。


……はやく、はやく俺のことに気づいて
くれ。


俺のことをまた“なっちゃん”って
呼んでくれ。




でも、そんな俺の願いはすぐに
叶わないことだと思い知らされる。





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