約束〜ずっとずっと君だけを〜



目を覚ますと太陽はもう真南にきていて、お昼なんだってことがわかった。



でもまぁ、そんなことはどうでもよくて←



大切なのは今みた夢のこと。



また小2の頃の夢だった。


今回はなっちゃんは出てこなかったけど。



たしか、夢の中でうちは泣いていた。


たぶん、もうなっちゃんが引っ越して、
半年がたったぐらいだと思うんだけど。



うちはまだなっちゃんに会えなくて
泣いてたんだ。



それで、私はお母さんに言われたんだ。



「そんなに泣くほど辛いなら、
今は1回忘れたら?迎えに来てくれるん
でしょ?じゃあ大丈夫よ。」



って。




それでうちはそのお母さんのいうことを
信じて1回なっちゃんのことを忘れた
んだ。




今、考えれば、お母さんはほんとにうちがなっちゃんのこと完璧に忘れるとは
思ってなかったんだろーけどね。




だってたぶん、あの頃のうちも、ほんとに忘れちゃうなんて思ってもなかったし。




それにしても………




「うちってほんとにばかなんだなぁ…」



もう、それしかでてこないです。




< 62 / 194 >

この作品をシェア

pagetop