約束〜ずっとずっと君だけを〜
それよりも今は聞くことがある。
「莉香、なんでこの公園に来たんだよ?」
この答えによっては俺の今後が決まる。
はず。
「なっちゃん、、、ごめん。」
「ただ謝られても…俺は理由を聞いて…
ん?え?今…」
たしかに今、俺のことなっちゃんって
言ったよな?
「うちね、全部、思い出したの。
なっちゃん、ほんとごめんね?」
…先生がゆってた莉香が“なっちゃん”って
言ってたってゆーのはほんとだったんだな。
先生を疑ってたわけじゃないけど、
ほんととなるとやっぱりびっくりする。
「うちね、今日、この公園に昔の
記憶のかけら集めにきたんだ」
「……そうか」
「だからね、なっちゃんに話さないと
いけないことがあるの。」
そう言った莉香はちょっと悲しそうな顔を
して口を開き始めた。
「…うちね、なっちゃんのこと、今まで
忘れてたの。」
「うん…知ってる。」
知ってるけど、莉香の口から聞くのは
きついな。
「ほんとごめん。でもね?それには理由があって。信じられないと思うけど、
意図的になっちゃんを消してたみたい。」
「え?」
じゃあ俺は嫌われたってことか?
「ううん、嫌いとかじゃなくて、
辛かったの。」
あ、俺、心の声もれてたみたい。
それにしても…
「辛かったって?どゆこと?」