約束〜ずっとずっと君だけを〜
突然すぎてびっくりした。
でもさ、それってさ
「それってさ、ほんと?
今の俺に対しての気持ちなの?」
そこが気になってしょうがなかった。
罪悪感とか、そーゆーので
好きなんて言われても嬉しくない。
でも莉香は、
「ほんとだよ!!たしかに、昔のことも関係してるけど、実際今すごくドキドキしてるし、頭の中なっちゃんばっかで他のこと考えられないもん!!」
ほんとこいつかわいい。
やばいな。
これ。
「ん…ありがと。」
「え、返事くれないの?」
「逆に返事していいの??彼氏さんは?」
「あ。」
…はぁぁぁぁ
こいつ、いくらなんでも忘れすぎだろ。
みるみるうちに顔が青くなってくし。
ほんと、こいつの今後が心配すぎる。
「どーしよー、、うち悠人に謝ってない
のになっちゃんに告っちゃった……」
ほんとにしょーがないなぁ。
「…じゃあさ、俺が聞かなかったことに
してあげる。」
「え、いーの?」
「おう。だからもし彼氏と話ついて、
俺にさっきのこと知ってもらいたかったらまた言いにこいよ。待ってるから。」
「なっちゃん…ありがとうっ!!」
そう言うと莉香は俺にがばっと抱きついて
きた。
「あーはいはい。離れてくれますかねー?」
莉香はえーとか言ってるけど、
俺も一応、男だからさ。
6年間も待った人に抱きつかれたりしたら
それだけでもやばいんですから。