約束〜ずっとずっと君だけを〜


ははは……



さすが、先生らしーや。


まぁ、そのぐらいの罰はうけてあげよう
かな。←



今回はうちが悪いわけだし。



「あら?そーいえば、夏樹くん、
学校はどうしたの?」



なっちゃんは

あ、やべ。って顔してる。



でも、ちょっとため息をついて、

「…莉香が心配だったんで、
早退してきました。すみません。」


と答えた。



すると、お母さんは目を輝かせて、


まぁ!!!!

若いって、青春っていーわねー


なんて言っている。



それからは、


お母さんがなっちゃんとうちの関係を

色々と聞いてきたけど、



実際、まだうちらはただの友達だし、、



もしかしたら、まだじゃなくて、


これからも、友達、かもしれないけど…



その話が楽しかったのはお母さんだけ
だろう。



そして、時間はすぎ、


もうお母さんが話し始めてから

1時間はたった。



そろそろなっちゃん解放してあげないと。



お母さんもさすがに時計をみて、

話しすぎたことに気づいたらしく、

やっとなっちゃんを解放してくれた。



そして、ごめんなさいね、とか言って、

おみやげにケーキを持たせてた。



ほんと、どんだけケーキあるんだって話
ですよね笑





なっちゃんが帰るってなって、


送るよ。



って言ったのに、


「もうすぐ暗くなるし…
危ないからいーよ」


と断られてしまい、



うちは帰っていくなっちゃんの背中を

見送るのでした。




そりゃーもちろん。



見えなくなるまで。




< 77 / 194 >

この作品をシェア

pagetop