約束〜ずっとずっと君だけを〜
「じゃあ、そろそろ帰るか。」
「うん!!かえろー!」
小春は俺の腕にくっついてきた。
「ちょっ!?//こ、こはる!!!」
「え、なに?」
小春はキョトンとした顔で俺のことを
見つめる。
しかもそれが計算とかしてない、
上目使い………
小春さん。。。
それはやばいから…
勘弁してください。
「ん、と…
ほら、学校だしさ。
くっつくのはやめない?」
「え?なんで?誰もいないよ?」
「ほら、先生とか通るかもしれないし!」
「…悠人はうちがくっつくのやなの?」
小春が泣きそうな顔で聞いてきた。
あーもう。
ほんとわかってないな〜
「そうじゃないけど…
小春は俺と、くっつきたいの?」
「うん、、、でも、悠人が嫌ならがまん
する。
もう、くっつかないから。
だから嫌いにはならないで?」
こいつ……
全部計算してないんだよな…?
ほんとかわいすぎるんですけど。
てか、
“もうくっつかない”?
“嫌いにならないで”?
「小春……
俺さ、小春のこと今さら嫌いにとか
ならないし。
嫌いになれたらとっくになってるわw
それに、小春とくっつくのも嫌じゃない」
「ほんと!?」
「おう。ほんと。」
よかった。小春に笑顔が戻った。